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◆ガリシアで白ワインの師匠と言われる”Vina Main”のハビエル・アレンとスペインワイン雑誌”Vinos Y Gastromia""の創業者ビクトル・ロドリゲス、有名ワインメーカー、エウロヒオ・カジェバがルエダでグラン・クリュと呼ばれる、ラ・セカ村のベルデホ種の最高のブドウ畑を生かすワイン造りのために作ったボデガです。畑は、ルエダで最もよい畑と言われるベロンドラーデ・イ・リュルトンと隣接しています。
先のエウロヒオ・カジェハ氏がグループ全体の醸造部門統括責任者でDOサモラ協会副会長も務めておられます。お話好きな「ラ・マンチャ(出身)の男」!
ナイアの醸造は現在ラウラさんが担当されています。(あのシャトー・マルゴーやボルドーのアントル・ドゥ・メールで経験を積み、ナイアのあるラセカ村に帰ってきました。)
なんと、DOルエダでは唯一、ベルデホの樹齢80-110年の古木が残っているのです!
ソナイア、ナイアで樹齢20~25年、ナイアで40年、ナイアデスで80~110年という合計130haの点在した区画のうちこの古木があるのは4haの砂質土壌でフィロキセラが好まない土壌とのこと。収量は1本あたり1.5kg、若木に比べると若木は8-10kg/本と生産性が高いので普通は古木は抜くのが主流だそうです。
この古木はもともとの畑の持ち主が愛着を持って育てていたので今も入念に手入れして保存しているのだそうです。そう聞くとなんだかこちらも愛着がわいてきます。まだまだがんばって実をつけてほしい(!)
一部樽発酵のナイアはボデガの看板商品ですが樽発酵、樽熟成のナイアデスはこちらの古木から丁寧に造っています。フレンチオークで新樽率25%とあまりオークのニュアンスはつけずにしているとのこと。
ナイアデスのブレンド前ロット毎試飲(区画違い、樽違いなど)しましたが同じ品種でも趣が全然違いました。フローラルなもの、エレガントなもの、ミネラルを感じるもの・・・これらをお二人で相談してブレンドし、最終的にボトリングされます。
ナイアデス2012はハーブ、白い花、ナッティな香り。酸はフレッシュでほんのりと樽のニュアンスが調和して余韻まで美しく長く続きます。
ボデガス・ナイアの商品

